先日、自宅に光回線を導入し、バッファローのWi-Fiルーター「WSR-1500AX2L」を3階に設置したところまでを書いた。3階での通信は安定していたが、問題は1階だった。電波が弱くて接続が途切れることがある。日常的な使用に支障が出るため、対策を講じることにした。
久々の光回線導入は試行錯誤を繰り返しながら安定に向かっていった
10年前はルーターを2台設置、今回は価格を抑えて中継機を導入
振り返れば10年ほど前にも似たような環境を構築していた。当時は光回線を利用し、Wi-Fiルーターを2台設置していた。2階と3階に置くことで家全体の通信をカバーしていたのである。今回も同じようにルーターをもう一台追加することを考えたが、調べていくうちに中継機という選択肢があることを知った。中継機は既存のWi-Fi電波を受信して増幅し、より遠くまで届ける機器である。ルーターをもう一台購入するよりも価格が抑えられる点も魅力だった。とはいえ、やってみなければわからない。そこで楽天市場のケーズデンキでバッファローのWEX-3000AX4を購入した。Wi-Fi6対応モデルで価格は6,945円(税込)。ルーターと同じメーカーなので、設定の手間も減るだろうと考えた。
設定は簡単、設置場所は意外なことに2階ではなく1階が安定した

実際の設定は非常に簡単だった。本体側面にある赤いWPSボタンを約2秒押し、その後に親機であるWSR-1500AX2LのAOSSボタンを押すだけで接続が完了する。専門的な知識がなくても扱える設計になっている点は評価できる。問題は設置場所である。一般的には、親機と電波が届きにくい場所の中間地点に設置するのが理想とされている。我が家の場合、親機は3階にあるため、減衰の少ない2階に置くのが自然な選択に思えた。ところが、実際に試してみると1階での通信は思ったほど改善しなかった。そこで中継機を1階に設置してみた。理屈でいえば1階では電波が弱くなっているはずであり、その状態で中継しても効果は限定的に思える。しかし、1階での通信は安定した。この現象を厳密に説明することは難しいが、弱い電波でも中継機がしっかりと拾って再送信することで安定性が向上しているのだろう。理屈だけで最適解を導くのではなく、実際に試してみることの重要性を感じた。もちろん、完璧ではない。親機が3階にある以上、建物の構造や壁の材質による影響は避けられない。それでも、中継機を導入する前と比べれば、1階の通信環境は大きく改善された。コストを抑えながら実用性を高めるという意味では、十分に価値のある投資だったと思う。
WEX-3000AX4を購入して約1年、価格は9,980円(税込)に上昇していた!
最後に余談になるが、購入したWEX-3000AX4の価格をあらためて調べてみた。何と現在は9,980円(税込)に上がっていた。購入履歴を見ると、注文日は2025年6月29日。わずか1年でこれだけ値上がりしていることになる。最近はAI需要の拡大によって半導体やメモリーの供給が逼迫し、パソコンや関連機器の価格が上昇しているという話をよく目にする。さらに世界情勢も不安定で、戦争が終わる気配はない。こうした要因が積み重なり、身近な電子機器の価格にも影響が出ているのだろう。通信環境の整備はもはや生活インフラの一部である。そのコストがじわじわと上がっている現状は、正直なところ厳しい。とはいえ、快適な環境を維持するためにはある程度の投資は避けられない。どこまでを許容するか、その判断がこれからますます重要になっていくと感じている。
楽天市場 無線LAN中継機ランキング

カテゴリー