前回の記事で触れた三菱化工機(6331)の株が好調で含み益が万単位で増えていた頃、とんでもない経験をすることになった銘柄がある。木徳神糧(2700)だ。米卸業界の大手らしいが、ろくに調べもせずに手を出して痛い目にあってしまった。
NISAの成長投資枠は残りわずか、100株単位の取引で見えた利益と制約
備蓄米騒動で話題の米関連株、木徳神糧に勢いがあったので買ってみた
木徳神糧の株を買ったのは2025年8月22日(金)。前日の終値は6,420円で、前日比+990円という派手な上昇を見せていた。PERは9.7倍と割安に思えたし、備蓄米騒動で話題の米関連株。「これは波に乗れるかもしれない」と気軽に考え、成行で買いを入れておいた。ただ、まだ100株取引に慣れていなかったので、控えめに30株にとどめた。
最終的な損失は-34,200円、積み上げてきた年間利益が吹き飛んだ

買った当日、スマホの画面を見て驚いた。株価が爆下がりしていたのだ。終値は5,870円で、前日比-550円。含み損は-19,500円になってしまった。血の気が引いた。万単位のマイナスは初めてだったからだ。さらに悪いことは続くものだ。週明け8月25日(月)、損失が怖くなり成行で売却。結果はさらに下がって、最終的な損失は-34,200円。これまで積み上げてきた年間の利益が一気に吹き飛んでしまった。ベテラン投資家にとっては微々たるものだろうが、初めての万単位のマイナスは苦い経験として深く心に刻まれた。
1株単位の成功体験、ストップ高銘柄は単元株で手を出してはダメ
冷静に振り返ると、原因は明らかであった。前日の+990円はストップ高、損失確定後に知った次第である。株式投資の経験が浅い1株単位の頃、ストップ高の翌日でも勢いで買って利益を得られることがあった。その少しばかりの成功体験が頭に残っていたため、深く考えずに注文を出してしまった。しかし、10株や100株といったまとまった単位では話が違う。リスクの大きさも損失の衝撃も桁違いだった。もし100株で買っていたら、10万円を超えるマイナスになっていただろう。考えるだけでゾッとする。この一件でストップ高の翌日は危険ということを骨身にしみて理解した。
ジリジリと上昇、じっくりと保有するスタンスが自分に向いている
この経験を経て、投資スタンスは少し変わった。短期的な値動きに振り回されるより、ジリジリと時間をかけて上昇していく銘柄の方が安心できると考えるようになったのだ。派手な値動きには惹かれるものの、それが裏目に出ると金額的にも精神的にもダメージが大きい。やはり、堅実に伸びていく株を見つけて、じっくりと保有することが自分には向いていると感じた。
木徳神糧の経験がなかったらどこかで大損失、慎重な銘柄選びが大切
投資は失敗から学ぶものだとよくいわれる。今回の木徳神糧での損失はまだまだひよっこの僕には大きな痛手だったが、これがなければ気軽にストップ高銘柄へ飛びついていたかもしれない。そして、どこかで大損失を被っていただろう。いまはこの反省をいかし、より慎重な目で銘柄を選ぶようにしている。
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